「大阪万博」とは、「2025年日本国際博覧会(Expo 2025 Osaka, Kansai, Japan)」のことで、日本の大阪府・夢洲で開催される予定の国際博覧会です。

基本情報
- 正式名称:2025年日本国際博覧会(Expo 2025 Osaka, Kansai, Japan)
- 会期:2025年4月13日(日)〜10月13日(月・祝)[183日間]
- 開催地:大阪府大阪市此花区・夢洲(人工島)
- テーマ:「いのち輝く未来社会のデザイン」(Designing Future Society for Our Lives)
- サブテーマ:
- 命を救う
- 命に力を与える
- 命をつなぐ
特徴・目的
- 未来社会の実験場(People’s Living Lab): 最新の技術やライフスタイル、サステナビリティの実践を体験できる場所になることを目指しています。
- パビリオン: 約150カ国・地域、国際機関が参加を予定。企業や大学、自治体などによるパビリオンも設けられます。
- SDGsとの連携: 持続可能な開発目標(SDGs)を強く意識し、環境配慮型の設計・運営が行われる予定です。
ロゴ・マスコット
- ロゴマーク:赤い細胞のようなユニークな「いのちの輝き」がモチーフ。
- マスコットキャラクター:「ミャクミャク」という名前の、赤い球体が連なった不思議な姿のキャラクター。
5月1日オープンのインド館について
インド館の概要
- 正式名称:インド館(India Pavilion)
- テーマ:「Bharat(バラト)」としてのインドの多様性と先進性を紹介
- 建築デザイン:インドの国花である「蓮(ロータス)」をモチーフにしたデザイン
- 展示内容:
- インド宇宙研究機関(ISRO)の月面探査ミッションなど、宇宙開発の成果
- 伝統文化や芸術の紹介
- 日印の科学技術協力に関する展示
インドは2023年に無人月面探査機を月の南極付近に着陸させるなど、宇宙開発分野で注目を集めています。また、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)との協力も進められており、万博期間中には日印の科学技術交流年としての取り組みも紹介される予定です。
建設の遅れと対応
当初、インドは自国でパビリオンの建設を進める予定でしたが、資材費の高騰などの影響で計画が難航。そのため、日本側が基礎工事を支援する形で建設が進められました。
開幕当初は未完成の状態でしたが、その「工事中」の様子が逆に話題となり、訪れる人々の間で注目を集めていました。
インド館の展示内容
🛰 宇宙開発技術の体験
- 衛星打ち上げの模擬体験:来場者は、インド宇宙研究機関(ISRO)の衛星打ち上げを模擬的に体験できます。
- 月面探査機の誘導体験:インドの月面探査機「チャンドラヤーン」の誘導操作を模擬的に体験できます。
🧬 医療・製薬技術の紹介
- 伝統医学と現代医療の融合:アーユルヴェーダなどの伝統医学と、現代の製薬技術やウェルネス産業の進展を紹介しています。
🎨 伝統文化と芸術の展示
- アジャンター石窟群の再現:ユネスコ世界遺産であるアジャンター石窟群の壁画を再現し、インドの古代美術を紹介しています。
- 伝統工芸品の展示:インド各地の伝統工芸品や装飾品を展示し、多様な文化を体感できます。
🌱 持続可能性と建築デザイン
- エコフレンドリーな建築:パビリオンは、持続可能な資材を使用し、環境に配慮した設計となっています。
🎥 インド館の紹介動画
インド館の魅力を紹介する公式動画が公開されています。展示内容やデザインの詳細を視覚的に確認できますので、ぜひご覧ください。